2008.06.29　Mac Proは AACS/COPP/HDCP ready !!

MacDTV情報ひろばのMacDTV研究室レポートに、[ Mac Proは AACS/COPP/HDCP ready !! ]を公開しました。

Mac Pro （MA970J/A。2008年初頭から発売開始）は、ハードウェアレベルではBlu-ray Disc VideoのCMS諸技術（AACS, COPP, HDCP）に対応しています。

このことから、将来、 AACS, COPP, HDCPに対応したMac OS X、BD-Video再生ソフト（←DVDプレーヤーの後継ソフト）がリリースされれば、BDドライブを用意すれば、現行ハードウェア構成のままでMac上でBD-Video再生が可能になると、大いに期待できます。

2008.06.27　プロアプリケーションアップデート 2008-02

アップルから、[ プロアプリケーションアップデート 2008-02 ]が公開されました。[ システム環境設定 ]の[ ソフトウェアアップデート ]から。

このアップデートは、Final Cut Studio 2のためのもので、

● インストール時の問題、
● 互換性のアップデート、
● パフォーマンスに関する一般的な問題への対処
● 全体的な安定性向上

がなされるほか、Final Cut ProがVer. 6.0.4へ、CompressorがVer. 3.0.3へ、それぞれアップデートされます。

なお、プロアプリケーションアップデート 2008-01の時点で、すでに、Compressor 3.0.3が含まれていましたから（MacDTV.Newsの記事[ 2008.04.11 プロアプリケーションアップデート 2008-01 ]参照）、プロアプリケーションアップデート 2008-01をすでに適用済みの場合は、今回のプロアプリケーションアップデート 2008-02を掛けても、Compressorは3.0.3のまま、ということになります。

以下、リリースノートより。

Final Cut Pro 6.0.4

● Final Cut Server のサポートの拡大

Final Cut Server 1.1を使用している場合、サーバーは Final Cut Pro 6.0.4 プロジェクトを、XML ファイルに変換しないでそのまま認識し、処理し、追跡することができます。

● XDCAM HD422 シーケンスプリセットの変更点

デフォルトのオーディオビット深度設定として 24 ビットへ。

● HDV クリップの取り込み機能のアップデート

QuickTime 7.5で、 HDVクリップを[切り出しと取り込み]の[今すぐ]を使って取り込む際、その取り込みがテープ上のデータの末尾を超えて続行しているとき、Escキーを押すことによって取り込み処理を停止できるようになった。

..ってことは、これまでは、「データ末尾を超えても、取り込み停止を押さずに取り込みっぱなしにしておくと、Escキーが効かなかった」不具合があった、ってことですかね。

ちなみに、MacDTV.Newsの記事[ 2008.04.11 プロアプリケーションアップデート 2008-01 ]の[ Apple HDV Codec 1.4 ]の記事中、

「Apple HDV Codec」のこのリリースによって、「Final Cut Pro」で 4:2:2 がサポートされます。
...って、どういう意味??。確かに、MPEG-2規格には、4:2:0（DVD-Video用MPEG2や、HDV規格でも採用）の他にも、4:2:2も認められていますが、それにしても、HDVで4:2:2って??

と書きましたが、今回、リリースノートを見ると、ここの記述が

「Apple HDV Codec」のこのリリースによって、「Final Cut Pro」で XDCAM HD422 がサポートされます。

と、修正してありました（笑）。

これで意味がわかりました。HDVはMPEG2の4:2:0、XDCAM HD422は同じMPEG2だけど4:2:2なんですが、
Appleは、XDCAM HD422対応に当たって、MPEG2 4:2:2のXDCAM HD422 Codecを新規開発するのではなく、HDV Codec（HDVは4:2:0のみ）に手を加えて、同じMPEG2ベースのXDCAM HD422にも使えるようにした、
ってことのようです。

2008.06.27　Final Cut Server 1.1 Update

アップルから、[ Final Cut Server Update 1.1 ]が公開されました。

[ システム環境設定 ]の[ ソフトウェアアップデート ]から。

とはいえ、Final Cut Server自体が、現状、国内未販売なので、Updaterがリリースされても...。

2008.06.27　Blackmagic Design社Mini Converterシリーズの国内取り扱い

フォーカルポイントコンピュータ社が、が、Blackmagic Design社Mini Converterシリーズの国内取り扱い/販売の開始を発表しました。

今回発売開始されたのは、Mini Converter SDI to Analog、Mini Converter Analog to SDI、Mini Converter SDI to HDMI、Mini Converter HDMI to SDI、Sync Generatorの5製品です。

2008.06.23　Twixtor 4.5 FxPlug for FCP

フラッシュバック社が、Twixtor 4.5 FxPlug for FCPの発売開始を発表しました。

Twixtorは、RE:Vision Effects社製のプラグインソフト。各ピクセル単位でモーショントラッキングし高品位なフレーム補間を行うことで、スローモーションエフェクトや、イメージシーケンスの速度を変化させるファーストモーションエフェクトなどを施すことが出来ます。

これまでは、AfterEffectsプラグインだけでしたが、今回登場したTwixtor Pro 4.5 FxPlug for FCPは、FxPlugにネイティブ対応したFinal Cut Pro専用プラグイン。これにより、

・AfterEffects版では不可能な、10bit colordepthでのYUV処理が可能。
　（これまでのTwixtor for AfterEffects版では、8bit RGB）

・8bit colorで処理する場合は、AfterEffects版よりもはるかに高速。

となっています。

Final Cut Pro 6.0.3 以降に対応（Final Cut Pro 6.0.2以下では、Twixtor v4.5 FxPlug for AEを使用のこと）。現時点では、Motionには非対応。

2008.06.14　After Effects Night（7月11日）

アドビシステムズ社が、After Effects Nightの開催を発表しました。

After Effects CS3の新機能の解説（パペットツール、Photoshopのバニッシング・ポイントとの連携、After Effects・Premiere Pro・Encore間で中間レンダリングなしでデータのやりとりが可能になるDynamic Link等）など、映像制作の現場で役立つTips、裏技、最新の技術が紹介される予定、とのこと。

2008年7月11日（金）、18:00〜20:45、赤坂ブリッツにて。参加費は無料ですが、事前登録が必要です。

2008.06.13　Xsan 2.1 Admin Update, Xsan Filesystem Update 2.1

Appleから、[ Xsan 2.1 Admin Update ]、[ Xsan Filesystem Update 2.1 ]、[ Xsan 2.1 Uninstaller ]が公開されました。

[ システム環境設定 ]の[ ソフトウェアアップデート ]から。

2008.06.13　HDC-SD9に、iMovie, Final Cut Pro/Expressが対応

MacDTV.Newsの記事[ 2008.04.12 HDC-SD9に、Final Cut Pro/Expressは非対応 ]でお伝えしたとおり、パナソニックのAVCHDビデオカメラHDC-SD9は、iMovie、Final Cut Express、Final Cut Proで編集しようとするとエラーが出ていましたが、
先日公開された QuickTime 7.5アップデート（MacDTV.Newsの記事[ 2008.06.09 QuickTime 7.5 アップデート ]参照）により、このトラブルは解消されました。

この記事中、currently do not recognize（現時点では、認識できない）との記載があるので、今後のアップデートによるBrフレーム対応を期待...してもいいのかな??。

と書きましたが、おそらく想像通り、QuickTime 7.5でH.264 Codecに手が入り、Brフレームにも対応したものと思われます。

なお、この記事の内容を反映すべく、AVCHD FrontPageを更新しました。

2008.06.12　HDVカメラか、AVCHDカメラか

MacDTV情報ひろばのMacDTV研究室レポートに、HDVカメラか、AVCHDカメラかを公開しました。

画質、音質、メディア、使い勝手（撮影時の収録時間、長期保存時）、Macでの編集等の観点から、AVCHDビデオカメラかHDVビデオカメラかを考察してみました。

これにともない、AVCHDのFront Page、HDVのFront Pageもあわせて更新しました。

2008.06.10　iMovie 7.1.2 アップデート

アップルから、[ iMovie 7.1.2 アップデート ]が公開されました。[ システム環境設定 ]の[ ソフトウェアアップデート ]から。

● 互換性全般に関する問題への対処
● 全体的な安定性の向上
● その他の小さな問題への対処

2008.06.10　iDVD 7.0.2 アップデート

アップルから、[ iDVD 7.0.2 アップデート ]が公開されました。[ システム環境設定 ]の[ ソフトウェアアップデート ]から。

● 互換性全般に関する問題への対処
● 全体的な安定性の向上
● その他の小さな問題への対処

2008.06.09　QuickTime 7.5 アップデート

アップルから、[ QuickTime 7.5 アップデート ]が公開されました。[ システム環境設定 ]の[ ソフトウェアアップデート ]から。

アプリケーションの互換性向上、セキュリティ課題への対処、等。

2008.06.03　キーボードカバー LogicSkin for Final Cut Pro

フロンティアエンタープライゼス社が、LogicSkin for Apple Final Cut Proの発売開始を案内しました。

LogicSkin for Apple Final Cut Proは、Logic Keyboard社製のキーボードカバー。Apple Keyboard (JIS)用、Apple Keyboard (US)用が用意されています。

2008.06.02　MacDTV.forum 5月分過去ログダウンロード

お待たせいたしました。MacDTV.forum（掲示板＆メーリングリスト）の2008年05月分の過去ログをダウンロードできます。

2008.05.30　フォーカル、LairdShareHD Ethernet Media Serverの取り扱い開始

フォーカルポイントコンピュータ社が、LairdShareHD 12TB Ethernet Media Serverの取り扱い開始を発表しました。

LairdShareHD 12TB Ethernet Media Serverは、Laird Telemedia社のHD/SDビデオ編集用ネットワーク共有ストレージシステム。

ビデオ用高速ストレージというと、Fiber ChannelネットワークによるSAN（Storage Area Network）などが一般的ですが、この製品は、Gigabit Ethernetで接続するNAS（Network Attached Storage）と言う点が面白いところ。Gigabit Ethernetを2本と10/100 Ethernet1本を使用してスイッチングハブ経由で接続し、DVCPRO HDでは8ストリーム、DV/HDVでは24ストリームが同時再生可能、とのことです。

2008.05.29　HDVに関するまとめページ

MacDTV情報ひろばにHDVのFront Page（HDVに関するまとめページ）を設置しました。HDV関連情報のほか、MacDTV.com内に散在するHDV関連記事を集めてみました。

すでにAVCHDのFront Pageは公開済みですが、AVCHDのライバルであるHDVについても、まとめページを作っておきたいな、と思いまして...。

2008.05.22　Blackmagic Design社Softwareのアップデート

Blackmagic Design社が、同社製品用アップデータを公開しました。

今回アップデートされたのは、以下のとおりです。

DeckLink 6.7 for Mac OS X 10.4 & 10.5 Universal
Intensity 2.0 for Mac OS X 10.4 & 10.5 Intel
Multibridge 6.7 for Mac OS X 10.4 & 10.5 Universal

2008.05.20　フラッシュバック、FxFactory Pro 2、Factory Toolsを発売

フラッシュバック社が、エフェクトプラグインソフト FxFactory Pro 2、Factory Toolsの発売開始を発表しました。

これらは、Noise Industries社開発のエフェクトソフト。

FxFactory Pro 2は、Final Cut Studio、Motion、Final Cut Express 用のプラグインソフトで、ブラー、ノイズ、グロー、トランジション、タイル効果など、134種類のエフェクトを提供します。54,600円。

Universal Binary対応、Mac OS X 10.4.9 以降、10.5以降
- Final Cut Pro 5.1.2 〜 5.1.4、6.0以降
- Motion 2.1.2、3.0 以降
- Final Cut Express 4.0以降

Factory Tools Basic / 同 Proは、Avid Xpress Pro / Media Composer 用プラグインソフトで、100種類を超える多彩な効果を収録したビジュアルエフェクト、グラフィックスカードによるハードウェアアクセラレーションを提供します。

いずれも、Universal Binary対応、Mac OS X 10.4.7 以降（Mac OS X 10.5 Leopard未対応）
- Factory Tools Basic for Xpress Pro/Media Composer：40,950円
- Factory Tools Pro for Avid Xpress Pro：79,800円
- Factory Tools Pro for Media Composer：109,200円

2008.05.12　フラッシュバック、米Artbeats社のHD素材集を発売

フラッシュバック社が、SD/HD CG素材集 ARTBEATSシリーズ 16製品の発売を発表しました。

同CG素材集は、ARTBEATS社の製品で、今回発売開始されるのは、

の16製品です。

MacDTV.Newsの関連記事

2007.06.23 フォーカル、米Artbeats社のHD素材集を発売
2007.07.21 フォーカル、米Artbeats社のHD素材集を発売
2007.09.11 フラッシュバック、米Artbeats社のHD素材集を発売
2008.02.25 フラッシュバック、米Artbeats社のHD素材集を発売

2008.05.11　MacDTV.forum 4月分過去ログダウンロード

お待たせいたしました。MacDTV.forum（掲示板＆メーリングリスト）の2008年04月分の過去ログをダウンロードできます。

2008.04.30　Focal Post-NAB 2008 ビデオワークショップ in Ginza（5月12日）

フォーカルポイントコンピュータ社が、Focal Post-NAB 2008 ビデオワークショップ in Ginzaの開催を発表しました。

NAB2008で発表された新製品の中から、Final Cut Studio & Mac Pro関連製品、ADS社Pyro Kompressor HD、Blackmagic Design社DeckLink HD Extreme、等の話題が紹介されるとのことです。

5月12日（月）19:00〜、アップルストア銀座にて。

2008.04.15　Premiere Pro CS3 3.2 update

Adobe Systems社から、Premiere Pro CS3 3.2 updateが公開されました。

● XDCAMのnativeサポート

native対応なので、トランスコーディング不要。ディスク記録のXDCAM/XDCAM HD、SxSメモリ記録のXDCAM EXにも対応。

● MPEGストリームのハンドリングの改善

● 重要なバグフィックス等

MacDTV.Newsの関連記事[ 2007.12.07 Premiere Pro CS3 3.1.1 ]

2008.04.12　HDC-SD9に、iMovie, Final Cut Pro/Expressは非対応

Apple Supportに、Final Cut Pro, Final Cut Express: Unexpected quit with Panasonic HDC-SD9 AVCHDが公開されました（英語）。

パナソニックHDC-SD9のAVCHDのデータはH.264のBrフレームが含まれているが、MPEG-4 Bフレームにしか対応していないFinal Cut Pro 6 , Final Cut Express 4 ではBrフレームを認識できない、との由。

また、同様のことは、iMovieでも発生しています。（となると、QuickTime（のH.264 Codec）の問題なのかな??）

この記事中、currently do not recognize（現時点では、認識できない）との記載があるので、今後のアップデートによるBrフレーム対応を期待...してもいいのかな??。

なお、この記事の内容を反映すべく、AVCHD FrontPageを更新しました。

2008.04.11　プロアプリケーションアップデート 2008-01

アップルから、[ プロアプリケーションアップデート 2008-01 ]が公開されました。[ システム環境設定 ]の[ ソフトウェアアップデート ]から。

このアップデートは、Final Cut Studio 2のためのもので、Final Cut ProがVer. 6.0.3へ、CompressorがVer. 3.0.3へ、Apple HDV CodecがVer. 1.4へ、それぞれアップデートされます。
また、Plugin Manager 1.7.3 Update（MacDTV.Newsの記事[ 2008.03.28 Plugin Manager Update 1.7.3 ]参照）を未適用な場合には、Plugin ManagerがVer. 1.7.3へアップデートされます。

以下、リリースノートより。

Final Cut Pro 6.0.3

● Mac OS X v10.5 Leopard のサポート

● Sony XDCAM HD422 のサポート

簡易プリセットが用意されています。

● プロジェクトを開くときに発生する問題の解決

Final Cut Pro 6.0.2では、プロジェクトを開くとき、プロジェクトが読み取れない、あるいは「Final Cut Pro」のバージョンが古いという警告が誤って表示されることがあったが、この問題が解決された、とのこと。
なお、Final Cut Pro 6.0.2, 6.0.3のプロジェクトは、Final Cut Pro 6.0, 6.0.1では開けなくなりますので、ご注意下さい。

● 正しいアスペクト比での静止画の書き出し

● スタックフィルタを伴うアスペクト比の問題の解決

ミックス形式のシーケンスで複数のフィルタを使用するとき、シーケンス全体ではなく、個々のクリップのアスペクト比が正しく使用されるようになりました。

● ファイル名にスラッシュ記号が含まれるファイルの再接続

" / "があると、XML 読み込みを実行する際に、ご認識していたんですね。

● クリップのウェルでジェネレータクリップをアニメーション表示

（これ、実際に自分で試してみないと、改善点が具体的にイメージできません...）

Compressor 3.0.3

● Apple TV 用のアナモフィック・ピクセル・オプション

SDアナモフィックビデオをApple TV用に書き出すときのオプションが追加され、Apple TV上で希望のアスペクト比で再生できるようになった。

● Apple TV 出力用 Dolby Digital Professional AC-3 オーディオ

Apple デバイス用H.264に、Dolby Digital Professional AC-3トラックを含めることができるようになった（Mac OS X 10.5 Leopard下のみ）。

Apple HDV Codec 1.4

「Apple HDV Codec」のこのリリースによって、「Final Cut Pro」で 4:2:2 がサポートされます。

...って、どういう意味??。確かに、MPEG-2規格には、4:2:0（DVD-Video用MPEG2や、HDV規格でも採用）の他にも、4:2:2も認められていますが、それにしても、HDVで4:2:2って??

2008.06.27追記

MacDTV.Newsの記事[ 2008.06.27 プロアプリケーションアップデート 2008-02 ]の際に、リリースノートを確認したところ、ここの記述が、

「Apple HDV Codec」のこのリリースによって、「Final Cut Pro」で XDCAM HD422 がサポートされます。

と、修正してありました（笑）。

これで意味がわかりました。HDVはMPEG2の4:2:0、XDCAM HD422は同じMPEG2だけど4:2:2なんですが、
Appleは、XDCAM HD422対応に当たって、MPEG2 4:2:2のXDCAM HD422 Codecを新規開発するのではなく、HDV Codec（HDVは4:2:0のみ）に手を加えて、同じMPEG2ベースのXDCAM HD422にも使えるようにした、
ってことのようです。

2008.04.09　Final Cut Server、USで出荷開始

Appleが、Final Cut Serverの出荷を発表しました。

国内出荷については、時期・価格とも未定ですが、USでの値付けが10クライアントライセンス版で$999-、Unlimited クライアント版で$1,999-なので、おそらく、10万円強、20万円強の価格設定になると思われます。

Final Cut Serverは、昨年4月のNAB 2007で発表されていました（MacDTV.Newsの記事[ 2007.04.16 Final Cut Server、発表 ]）が、1年を経て、ついに登場です。
おそらくは、2006年12月にAppleが買収したProximity社のArtboxがベースだと思われるのですが（MacDTV.Newsの記事[ 2006.12.05 Apple、Proximity社を買収 ]）、この1年間でどれくらい進化したのでしょうか。

Final Cut Serverは、所有しているすべてのデジタルアセット（資産の意）を管理するためのツールで、

● 様々なストレージ内（ローカルドライブや、LAN（ファイルサーバ）やSAN上のボリューム等）をスキャンして、

● 様々なファイル（ビデオ・オーディオクリップ、Final Cut Studioプロジェクトファイル、提案書、予算、プロジェクトプラン、スクリプト、ストーリーボード、撮影リスト等）を探し出し、カタログ化することで、

カタログ化の際、元のデータ（例えばムービーファイルそのもの）をコピーするわけではなく、メタデータのみ取り込む。

● 簡単にプレビュー・アクセスしたり、検索したり、版管理・作業進捗管理を容易にする、

というのが基本機能。
いわば、ビデオ用途向けSpotlight（メタデータのデータベース）とでもいうべきものです。

こういったデータベースを持つと、他にも、

● 複数のユーザによる協同作業（コラボレーション）

例えば、ユーザAさんが編集終了したら、字幕担当のユーザBさんへ連絡

● ワークフローの自動化

ワークフロー自動化ツール（Automatorのようなもの）が付属。例えば、進捗管理機能で、ステイタスを「ステップ 3終了」と変更すると「ステップ4」が自動実行される、等。

● 様々なフォーマットでの書き出し（Complessor 3が付属）等

例えば、TV放映向けと同時に、Web発信/PodCast向けムービーの書き出しも自動実行、等。

といった使い方にも威力を発揮できるようになる、という案配です。

...といったところは、Final Cut Serverページを読んだらなんとかイメージはできましたが、具体的にどうやるのか、想像が出来ません。Apple USのFinal Cut Serverページの左中ほど、Final Cut Server in depth download PDFコーナー欄からダウンロードできるFinal_Cut_Server_Product_Overview.pdf（英語）を読むと、やっとこさ、全容と詳細が理解できました。プレスリリース中に触れられているRadical Media社の事例についても、p.34 Workflow Exampleで紹介されていますので、興味のある方は覗いてみてはいかがでしょう。

2008.04.04　ハードウェアMPEG-2/H.264エンコーダ Pyro Kompressor HD

フォーカルポイントコンピュータが、Pyro Kompressor HDを発表しました。

Pyro Kompressor HDは、ADS Technologies社製のPCI-Expressカードタイプのハードウェアエンコーダ。HDビデオデータをMPEG-2やH.264に高速エンコードが可能です。

まずは4月下旬がWindows対応が登場し、Mac OS X Leopradには5月対応予定、とのことなので、現時点ではMac環境での情報はあまり掲載されていませんが、
Dual Core 3GHz、Windows XP環境で非圧縮HDのAVIファイルをMPEG-2にエンコードした場合に比較して、最大8倍高速、とのこと。

仮に、スケーラビリティがリニアにあると仮定すれば、Dual Coreで8倍高速ならば、8 Core（Quad Core×2基）では2倍高速、という算段（もちろん、実際にはそんなに理想的にスケーラブルなはずもなく、おそらく数倍高速、といったところになるでしょうか）。この性能に498,000円投資するのは、高いか安いか...?!。特にH.264エンコードの際、処理時間は実時間比でどれくらいになるのか、注目したいところです。

2008.04.03　QuickTime 7.4.5 アップデート

アップルから、[ QuickTime 7.4.5 アップデート ]が公開されました。[ システム環境設定 ]の[ ソフトウェアアップデート ]から。

信頼性の向上、他社ソフトとの互換性向上、セキュリティ課題への対処、等。

2008.04.01　MacDTV.forum 3月分過去ログダウンロード

お待たせいたしました。MacDTV.forum（掲示板＆メーリングリスト）の2008年03月分の過去ログをダウンロードできます。