アップルから、[ プロアプリケーションアップデート
2008-02 ]が公開されました。[
システム環境設定 ]の[ ソフトウェアアップデート ]から。
このアップデートは、Final
Cut Studio 2のためのもので、
● インストール時の問題、
● 互換性のアップデート、
● パフォーマンスに関する一般的な問題への対処
● 全体的な安定性向上
がなされるほか、Final
Cut ProがVer. 6.0.4へ、CompressorがVer. 3.0.3へ、それぞれアップデートされます。
なお、プロアプリケーションアップデート
2008-01の時点で、すでに、Compressor 3.0.3が含まれていましたから(MacDTV.Newsの記事[ 2008.04.11 プロアプリケーションアップデート
2008-01 ]参照)、プロアプリケーションアップデート
2008-01をすでに適用済みの場合は、今回のプロアプリケーションアップデート
2008-02を掛けても、Compressorは3.0.3のまま、ということになります。
以下、リリースノートより。
Final
Cut Pro 6.0.4
●
Final Cut Server のサポートの拡大
Final
Cut Server 1.1を使用している場合、サーバーは Final Cut Pro 6.0.4 プロジェクトを、XML
ファイルに変換しないでそのまま認識し、処理し、追跡することができます。
●
XDCAM HD422 シーケンスプリセットの変更点
デフォルトのオーディオビット深度設定として
24 ビットへ。
● HDV
クリップの取り込み機能のアップデート
QuickTime
7.5で、 HDVクリップを[切り出しと取り込み]の[今すぐ]を使って取り込む際、その取り込みがテープ上のデータの末尾を超えて続行しているとき、Escキーを押すことによって取り込み処理を停止できるようになった。
..ってことは、これまでは、「データ末尾を超えても、取り込み停止を押さずに取り込みっぱなしにしておくと、Escキーが効かなかった」不具合があった、ってことですかね。
ちなみに、MacDTV.Newsの記事[ 2008.04.11 プロアプリケーションアップデート
2008-01 ]の[ Apple
HDV Codec 1.4 ]の記事中、
「Apple HDV Codec」のこのリリースによって、「Final
Cut Pro」で 4:2:2 がサポートされます。
...って、どういう意味??。確かに、MPEG-2規格には、4:2:0(DVD-Video用MPEG2や、HDV規格でも採用)の他にも、4:2:2も認められていますが、それにしても、HDVで4:2:2って??
と書きましたが、今回、リリースノートを見ると、ここの記述が
「Apple
HDV Codec」のこのリリースによって、「Final Cut Pro」で XDCAM HD422 がサポートされます。
と、修正してありました(笑)。
これで意味がわかりました。HDVはMPEG2の4:2:0、XDCAM
HD422は同じMPEG2だけど4:2:2なんですが、
Appleは、XDCAM HD422対応に当たって、MPEG2 4:2:2のXDCAM
HD422 Codecを新規開発するのではなく、HDV
Codec(HDVは4:2:0のみ)に手を加えて、同じMPEG2ベースのXDCAM HD422にも使えるようにした、
ってことのようです。
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