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2002.06.06更新 |
Sorenson Media社のムービー圧縮ソフトSorenson Squeeze Ver.2のご紹介をお送りします。これまでの簡単ムービー圧縮ソフトとしての性格に加え、今回より含有されたSorenson Video 3 Professional版用の圧縮の詳細設定ソフトとしての性格も加わることになりました。
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Sorenson Squeeze Ver.2 |
Mac OS 9、Mac OS X両用(Carbon対応)ですが、この記事で掲載する図は、Mac OS Xベースです。
使い方
使い方は簡単です。Sorenson Squeezeソフトを起動すると、次のウインドウが開きます。
ご想像通り、
● Movie Fileは、圧縮したいムービーファイルを選択する機能、
● Wath Folderは、選択したフォルダ内の全部ムービーファイルを同じ設定で圧縮する機能、
● DV Caputureは、FireWireに接続したDVカメラからキャプチャーする機能
です。
DV Capture
DV Caputureを押すと、FireWireに接続したDVカメラからキャプチャーすることができます。
なお、iMovieなどのように、Sorenson SqueezeからDVカメラを制御できるわけではありませんので、DVカメラのリモコンを使って再生操作を行う必要があります。
ムービーの圧縮
[Movie File]または[Wath Folder]を選択し、圧縮したいムービーファイルを指定すると、メインウインドウが開きます。
そして、[QuickTime Comression Settings]ボタン
を押すと、あらかじめプリセットされた設定が、右側のウインドウ[Squeeze Summary]に表示されます。ボタン内のインジケータの様なものが、上まで触れているもの(右側のボタン)ほど高ビットレートになります。
あらかじめプリセットされている設定は、下表のとおりです。
Default Settings |
Video |
Audio |
Modem: 40Kbps | SV3 Pro, 160×120, 6fps, 24kbps | QDesign Mono, 16 kbps |
ISDN: 90Kbps | SV3 Pro, 240×180, 1:3fps, 80kbps | QDesign Mono, 16 kbps |
Broadband Lo: 200Kbps | SV3 Pro, 240×180, 1:2fps, 168kbps | QDesign Mono, 32 kbps |
Broadband: 304Kbps | SV3 Pro, 320×240, 1:2fps, 256kbps | MP3, Stereo, 48 kbps |
Broadband Hi: 504Kbps | SV3 Pro, 320×240, 1:1fps, 440kbps | MP3, Stereo, 64 kbps |
LAN: 896Kbps | SV3 Pro, 480×360, 1:1fps, 768kbps | MP3, Stereo, 128 kbps |
CD: 1128Kbps | SV3 Pro, 480×360, 1:1fps, 1000kbps | IMA, Stereo, 128 kbps |
カスタム設定も可能で、
コンテクストメニューの[Edit...]を選択すると、設定ダイアログが現れます。
注目していただきたいのは、Videoの設定の[Method]というところ。Sorenson Video (Ver.2) for QuickTimeには、Sorenoson Video 3 Professionalが含まれているので、[Method]で[Sorenson 2-Pass VBR]を選択可能です。
VBRとは、可変ビットレート(Variable Bit Rate)のこと。対して、CBR(固定ビットレート。Constant Bit Rate)は、ムービーのどのシーンでも圧縮率は同じ値に固定されますから、例えば、動きが激しいシーンでは(フレーム間圧縮が難しいので、その分)フレーム内の圧縮率を上げざるを得ません。ところが、VBRの場合、圧縮率のあげることが難しいシーンではそこそこの圧縮率に留め、その分、圧縮率を上げても良いシーンで圧縮率を稼ぐ、といったやりかたができます。
2-passとは、1回目(1 Pass目)にざっとムービーの全シーンを通して解析しシーンごとの圧縮率を見つけておき、2回目(2 Pass目)に実際に圧縮を実行する、というやりかたになります。
この2-Pass VBRが、Sorenson Video 3 Professionalの代表的な機能なのですが、そのほかにも、Videoの[Option]ボタンを押すと、さまざまな設定が可能です。
フィルタ機能
[Filters]ボタン
を押すと、いわゆるフィルタ機能が利用できます。
ここで現れるダイアログでは、
色調(コントラスト、ブライトネス、ガンマ値、白・黒レベル)や、インターレース除去、ビデオノイズ除去、フェードイン・フェードアウト、そして、クロップ(フレーム内の上下左右端を削除)等が行えます。
このフィルタ機能ではキーフレームを打てませんから、ムービー全シーンにわたって、同じフィルタ効果が掛かります。従って、ムービーの一部のシーンだけフィルタを掛けたい場合は、従来通り、DTV編集ソフトに頼ることになります。
ムービーの書き出し
このようにして、すべてを設定したら、
[Squeeze It]ボタンを押せば、ムービーが作成されます。
Squeeze(スクイーズ)とは、果物などを搾る、といった意味。まさに、簡単な操作で用途に応じた最適設定のムービーを「搾る」といった感じですね。
Vcast
Vcastとは、Sorenson Video社が運営する、ムービー公開用Webサービスで、Sorenson Squeezeソフト上から、Vcastへのログイン、ムービーのアップロードなどが行えるようになっています。
扱い元
開発元 :Sorenson media社
国内扱い:フラッシュバック社
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