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トップページ > Macで始めるDTV > 中級編(Final Cut Studioを中心に)>

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2009.07.25初稿

2009.08.02改訂

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Final Cut Studio 2009でBlu-ray Disc Video作成

Final Cut Studio 2009では、簡易版ながら、Blu-ray Disc Video作成機能が搭載されています。

操作の流れを見てゆきましょう。

1. Final Cut Studio 2009でできること

Blu-ray Disc Videoの作成

Final Cut Pro 7で編集したムービーを、Final Cut Pro単体だけでBlu-ray Disc Videoに焼くことができます。Final Cut ProからCompressorに渡せば、Compressor上でBlu-ray Disc Videoに焼くこともできますし、BD-Video用のビデオ・オーディオファイルを書き出すことができます。

 

Final Cut Pro以外のDTVソフトで編集したムービーも、Compressorに持ち込めば、Compressor上でBlu-ray Disc Videoに焼くこともできますし、BD-Video用のビデオ・オーディオファイルを書き出すことができます。

Blu-ray Disc Videoの作成

Blu-ray Disc Videoに焼くためには、別途、BDドライブが必要です。
Final Cut Studio 2009のBD-Video関連機能には、BD-Videoのメニューをオーサリングする機能は搭載されていませんので、ほんとうに基本的なメニュー構造を持ったBD-Videoしか作れませんが。(将来、DVD Studio Pro(の後継ソフト)に、BD-Videoオーサリング機能が搭載されるのを待つしかないようです。

BD-Video用のビデオ・オーディオファイルの書き出し

BD-Video用のビデオ・オーディオファイルとは、ビデオは、H.264/MPEG-4 AVC High Profile。オーディオは、ドルビーデジタルAC-3。これらの素材は、この後BD-Videoオーサリングソフトに持ち込むことになります。(将来は、これらの素材を、DVD Studio Pro(の後継ソフト)に持ち込んで、そのソフト上でBD-Videoオーサリングする、というワークフローが予想されます。)

これ以上のことは、Final Cut Studio 2009ではできません。BD-Video作成に簡易対応、と言われるゆえんです。

2. Final Cut Pro 7を使って、Blu-ray Disc Videoを作成する

Final Cut Proでの編集

まず、Final Cut Proで普通に作品を編集してください。最終的に、ひとつのシーケンスにまとめます。つまり、1〜2時間程度の長尺ものの作品を、ひとつにシーケンスとする、ということです。

このシーケンスには、チャプターマーカーを打ってください。このチャプターマーカ位置が、BD-Videoのチャプターメニューに反映されます。

BDに共有

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[ファイル]メニューの[共有]コマンドを実行します。

開いた[共有]ダイアログ上で、プルダウンメニューから[ Blu-ray ]を選びます。

共有ダイアログ
ファイル/共有コマンド 枠
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[共有]ダイアログ上の[ Blu-ray Discを作成 ]チェックボックスを入れると、[アクションパネル]が開きます。

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枠 アクションパネル 枠
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この[アクションパネル]上で、いくつかのオプションを選び、作成するBD-Videoの内容を設定してゆきます。

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まず、書き出しに使用するBD-Videoドライブを選択します。

ここでは、外付けのBDドライブ、Mac内蔵のDVDドライブとHDDが見えます。

出力デバイスを選択 枠
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次に、ディスクテンプレートを選択します。

下のような、5種類のテンプレートが用意されています。

ディスクテンプレートを選択

それぞれのテンプレートの、メインメニュー、チャプターメニューのデザインを確認できます。

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枠 メインメニュー チャプターメニュー 枠
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[アクションパネル]上での設定が終わり、作成するBD-Videoの内容が決まったら、[書き出す]ボタンを押します。

トランスコード中

ビデオ・オーディオデータのエンコードが始まり、エンコードが終了すると、次いで、

ディスクを作成

ブランクBDディスクへの焼き出しが始まります。

これで、Final Cut Pro 7を使って、Blu-ray Disc Videoが作成できました。簡単で、アマチュアユーザならば結構使えそうです。

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3. Final Cut Pro7を使って、Blu-ray Disc Video用ファイルを書き出す

Final Cut Proで編集し、チャプターマーカーを打った後、 BDに共有するところまでは、前節[ Final Cut Pro 7を使って、Blu-ray Disc Videoを作成する ]と同じです。[共有]ダイアログ上の[ Blu-ray Discを作成 ]チェックボックスを入れないまま、[書き出す]ボタンを押すと、Blu-ray Disc Video用のビデオ・オーディオファイルが書き出されます。

ただし、わざわざ、Blu-ray Disc Video用のビデオ・オーディオファイルを書き出したい、という方は、もっと、エンコード設定などをいじりたいのではないでしょうか。その場合は、次章に説明するとおり、Copmressor 3に持ち込んだ後、エンコードの詳細設定をいじる方が良いでしょう。

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4. Compressor 3を使って、Blu-ray Disc Video用のファイルを書き出す

Final Cut Proで編集し、チャプターマーカーを打った後、 BDに共有するところまでは、前節[ Final Cut Pro 7を使って、Blu-ray Disc Videoを作成する ]と同じです。

Compressorへ送信[ 共有 ]ダイアログで、[ Compressorへ送信 ]ボタンを押すと、Compressorが起動します。

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Compressorメイン画面

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[インスペクタ]の[エンコーダ]タブを選択すると、ビデオの圧縮設定をすることができます。

主なポイントは、

[ストリームの用途]:BD-Videoの場合[ Blu-ray ]、DVDにH.264/MPEG-4 AVCをDVDメディアに収録したDVD(=8cm DVD-Rに収録するタイプのAVCHDビデオカメラと同じフォーマット)は、[ AVCHD ]を選択します。

[標準ビットレート]、[最大ビットレート]:上限値は、それぞれ、30Mbps、35Mbpsです。

インスペクタのエンコーダ 枠
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こうして、カスタム設定が終了したら、[ 実行 ]ボタンを押すと、Compressorのバッチログに送られ、指定された優先度に従い、指定された時間にエンコード処理が開始されます。

履歴

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こうやって、Compressorを使うと、BD-Video用のビデオ・オーディオファイルを書き出されます。ビデオは、H.264/MPEG-4 AVC High Profile、オーディオは、ドルビーデジタルAC-3です。

BD-Videoを作成するためには、次の工程として、これらの素材をBD-Videoオーサリングソフトに持ち込み、そのソフト上でBD-Videoオーサリングする、というワークフローを経ます。

現DVD Studio Proには、BD-Videoのオーサリング機能は搭載されていませんので、Compressorを書き出されたBD-Video用のビデオ・オーディオファイルの使い道はありません。

将来、DVD Studio Pro(の後継ソフト)にBD-Videoオーサリング機能が搭載されたら、これらの素材を、DVD Studio Pro(の後継ソフト)に持ち込んで、本格的なオーサリングが楽しめるようになる、と予想されます。

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5. 他のDTVソフトで編集したムービーをCompressor 3に持ち込む

他のDTVで編集し、(もし可能なら、チャプターマーカーを打った*後)、 [ファイル]の[新規バッチ]を実行BDに共有するところまでは、既章[ Final Cut Pro 7を使って、Blu-ray Disc Videoを作成する ]と同じです。

*) もし可能なら、チャプターマーカーを打つ...

Final Cut Expressは可能です。

Compressorを起動し、[ファイル]メニューの[新規バッチ]コマンドを実行し、[Blu-ray を作成]テンプレートを選択します。

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[バッチ用のテンプレート]で[Blu-rayを作成]を選ぶ
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バッチウインドウに、編集済みのムービーをドラッグアンドドロップして登録した後、バッチのインスペクタを開き、BD-Videoメニューなどの詳細を設定します。[ジョブ操作]タブに切り替えてください。

設定項目自体は、Final Cut Pro 7の[共有]ダイアログ[アクションパネル]と全く同じです。

 

[インスペクタ]no 枠
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バッチウインドウ登録したムービーのビデオインスペクタで、ビデオエンコード等の諸設定が行えます。[エンコーダ]タブを選択すると、ビデオの圧縮設定をすることができます。

ファイルフォーマットを[H.264(Blu-ray 用)]に設定しても、[標準ビットレート]、[最大ビットレート]とも、上限値が、それぞれ30Mbps、35Mbpsにならない時があります。これは、BDドライブが認識されていないからです。このときは、BDドライブを接続し、先ほどの、バッチウインドウのインスペクタで[ジョブ操作]タブに戻り、
[出力デバイス]で、BDドライブを選んでください。

 

こうして、カスタム設定が終了したら、[ 実行 ]ボタンを押すと、Compressorのバッチログに送られ、エンコード処理がなされたあと、

Blu-ray Discに書き出され、完成です。

インスペクタのエンコーダ 枠
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Blu-ray Videoを作成する

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ToastでBlu-ray Video作成

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[ 中級編 ] Final Cut Studio 2009でBlu-ray Disc Video作成

この記事のURL

http://www.macdtv.com/BD/FCS2009.html

更新履歴

2007.07.25 初稿を公開しました。

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